2025.07.09 海と日傘 (R Plays Campany)を観ました
“言葉以上に雄弁なもの”に満ちた舞台『海と日傘』
“普通の会話”がとんでもなくドラマチックになる瞬間を味わってきた!
初日の観劇感想です。面白かった~~~!の余韻のまま書いてるのと、まだ戯曲集とかパンフフレットとかまだ読んでない人が書いた俗っぽい感想……怪文書なので、もろもろ勘違いとかあってもご容赦(●⁰౪⁰●)
ネタバレには気を遣ってないので、未見で気になる人はブラウザバックしてね
2025年7月9日(水)~21日(月・祝) 東京都 すみだパークシアター倉
□ スタッフ 脚本:松田正隆 演出:桐山知也
□ 出演 大野拓朗 / 南沢奈央 / 斉藤淳 / 阿南敦子 / 小川ゲン / 松田佳央理 / 片山幸人 / 佐藤玲
はじめに:
『海と日傘』という舞台。きっかけは好き俳優の大野拓朗さん が久しぶりにストレートプレイをするということで興味をもちました。しかも長崎弁だって!行くっきゃないぜ!わたしは普段もミュージカルをよく見るオタクなので、ストプレ久しぶり~たのしみ~!
会場レポ
会場は すみだパークシアター倉。クラフト感ある素敵な佇まい。
もうね、一歩入ったら美術がすごいの!!
これはもう実物を見て欲しいんだけど海の底のような静謐な空間!
…始まる前からドキドキワクワクでした。
今日はB席、後ろから2列目の席だったんだけど、舞台近い!
全然気にならない距離というか、役者さんのマイクなしの声が余裕で届く。
舞台美術とか演出が見渡せたので、個人的には大正解の席でした!
- B席は全然暑くも寒くもなくて、ぬるいかんじ。でも前方席のひとは凍えてた!寒いらしい。
- 静かで、息遣いとかお腹なったり、身動きの音が気になるかも〜?
- 上演中、ふたつきの飲み物⭕️だったけど、私は炭酸しか持ってなくてプシューが怖くて飲めませんでした笑 でも夢中になってたからどっちにしてものまなくてへいきでした
- 物販もスイスイ。扇子かわいかったので買いました(・ω・´)

普通の会話がなぜ面白い!?ノンバーバルの情報量
で、ストーリーなんだけど!
これ、すっごい面白い!
ネタバレ無しで説明できる範囲だと……THE 会話劇 ……
でもその会話内容は文字にすると普通なの!普通なのに面白いの!!
振り返るとエンタメ的な事件があったりそれに対する解法とカタルシスがあるわけじゃないのに……すごい!
何に面白さを感じたか?と考えてみたんですけど、
役者さんのノンバーバルな部分、視線、抑揚、間合い、動き…
そして舞台の照明、小道具、演出…
それらすべてに言葉の意味以上の…ハイコンテクストな…《物語》が含まれてるのがわかるの!それがめっちゃおもしろいの!!
なんてことのないセリフなのに、役者さんの鋭い目つきでハラハラしたり、目線の外し方や照明で何かを隠していることを知ったり、どうでもよさそうなセリフなのに相手が大事なんだな・・・ってわかったり。
これたぶんセリフ自体は「普通」で、同じ台詞をAIに読ませたらただの日常会話になっちゃんだろうな~。でも今日の舞台上だと『物語』になる。おもろい!!
演劇に詳しい人は「そんなの当たり前じゃん、君、昨日山から降りてきたUMAなの?」くらい当たり前の事かもしれないけど、今日、素人がこんなにおもろい…になってるので許して!まじで!
長崎弁の響きもじんわり心に残りました。
みなさん方言で演じられていてすごかった~!
大野拓朗さんの長崎弁、朴訥な男のそれでよかった・・・!口下手な感じもあって、いつもの拓朗さんとのギャップがすごかったねぇ
奥さんが倒れちゃった時に謝るイントネーション、切なかったなあ…あの、病弱なのにホッとするような明るさを持っているキャラ、本当に好き
あと、瀬戸山夫婦!!!
会話劇…ということを忘れるくらい「会話」だった…
あんなに聴き取りやすいのに、普通に喋ってる感…すごすぎる。
編集者の吉岡くんもいい味出してたなあ。ハチマキをとらすくだり、良かった……
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▼ ここからネタバレ度高くなります ▼
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あの美術!あの布!!!!
正面を除いた三方が薄いカーテンに囲まれてて…カーテン以外のものなんだけど、ごめん、カーテンと呼ばせてくれ・・・あの・・・情緒的な布・・・最高でした。
あの美術!!
あの布!!!!!!!!

薄い布と照明で場面や感情がわかるのがすごかった!
【物語の舞台】と【舞台裏】、
もしかしたら【此岸(この世)】と【彼岸(あの世)】、
夕陽の空になったり、波打ち際になったり、お葬式の悲しみまで映し出してる…
薄い布の外で役者さんがいるときは、動きのない声だけの演技で、
「あそこは【外】なんだな」って感じたんだけど──
だからこそ、終盤、客席との間に一枚引かれた瞬間―― 孤独・疎外感・閉塞感・悲しみ が一気に押し寄せて……
ウワーッ!助けてくれ!!
※追記:バクステツアーに参加されたお友達によると、この布は結婚式にも使われるグラスオーガンジーとのこと。つまり直子の婚礼の象徴なのですね…畳の置き方も不祝義式…つまりご不幸の象徴で…生と死の場なのかなあ
切なさと喪失:「不在」が輪郭を持つ余韻
最終的に私が感じたのは喪失と不在が、そこに“ある” っていう余韻。
これはもう私の解釈なんだけど……
あれはもう、主人公・洋次の過去の浮気をなんとなく奥さんも知ってるじゃん…?最後の旅行の日、奥さんが主人公の腕を抱えた瞬間が切なすぎて…
そこでタイトルの「海と日傘」を思い出した。なんで海と日傘なんだろう。
海がみえるところには住んでて、でも2人が行くことがかなわなかった場所。日傘は物語の始まりでもあるんだけど、あれはわたしは洋次が「いままでのことに清算して、ちゃんと直子を守ろう」と思った矢先の最初の優しさだと思ってるんだよね。
そうすると、贖罪…の過程で、愛そうとしていた話なのかなって感じて、海に行けなかったけどその代わりに、洋次の心に直子の不在という形の愛が残った話なんかなあみたいな。
気丈にふるまおうとして喪失感に打ちのめされ、いつものように話しかけちゃってもちろん誰にも返事をしてもらえず、最後は奥さんと何気ないやり取りをしたお茶漬けを一人でかきこむ。
ここの、拓朗さんの動き、表情、声の出し方……すべてがラストに集約されてて、こんな黄昏のような演技をされるんだなあ……と一つ発見。
直子さんの「喪失」「不在」が輪郭を持ってそこにある…そんな余韻をありがとう……
※呪いともいう
後方席の特殊な楽しみ方
本当俗っぽい感想最後に失礼! 後方通路席だったんですけど本当ドキドキした…妻の肩越しに、後ろめたさにうなだれて弱ってる洋次(拓朗さん)がこらちを見上げてるのがみえる…ので、後方席めちゃよかったです。※ヨワラーの感想
おわりに
“普通の会話”が言葉以上に雄弁になり、布と光が境界を描き、静謐な海の底で感情が渦を巻く――そんな舞台でした。推しはもちろん、演劇そのものの凄さを改めて痛感。観られてよかった!!
次見たときはぜんぜん違う感想になりそうな、不思議で面白い舞台でした。
来週もみるのでたのしみです。

2024.06.08 氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-をみました
初日に拝見した感想です@横浜アリーナ
一言でいうと……
スケーター、俳優、アーティスト、パフォーマーによるシナジーほとばしる色彩キラキラ氷上エンタメ
~トキオの人生の破壊と再生とクソデカ感情 、この大野拓朗が観たかった2024~
みたいな夢のようなショーでした!
以下、ネタバレには配慮していないので、 未見で楽しみにされている方いたらブラウザバック推奨です!
- 初めてのアイスショー体験のきっかけ
- 推しの話
- 感動したシーン3選
- 投資詐欺に遭い、友を失い、氷上で慟哭するトキオ
- 「蠍座」で憎き相手にナイフを向けるシーン
- 「白鳥座」での幼馴染との邂逅
- 久しぶりの拓朗さん、すごいよ~~
- 物語への感想
- 心に残った部分
- ゆず楽曲のポップスミュージカルじゃん!!
- 一番ギャー!!ってなったとき
- 他に好き~~~ってなったところ
- 友野一希さん・島田高志郎さん
- アンサンブルのスケーター&パフォーマー
- おわりに
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2023.10.06 舞台TOARU
2023.10.06 舞台TOARU
初日行ってきました!
川尻恵太さん脚本!? 村田充さん演出!?え、ダンス曲はCONDENSEのRYOさん!?MARISAちゃん男装女子!?良すぎ!
ってチケットとったんですが、
笑あり、笑あり、ちょっぴり涙、元気でる舞台でした。
- ◾️叫び
- ◾️MARISAちゃん
- ◾️印象に残った子
- ◾️劇場
- ◾️面会
20230722 18:00- クロードと一緒に 2回目
@京都文化博物館 週の半ばの猛暑と比べると静かな暑さな晴天の日
横浜初日から2回目の観劇。
「2回目」っていうのが、こんなにも物語の印象を変える舞台に巡り合うことはまれだよなあ…としみじみと思います。
とても満足度の高い観劇体験でした。
- 【物語の印象】
- 【演技の感想】
- 【一番印象に残ったシーン】
- 【会場の感想】
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2023.07.01 13:00- クロードと一緒に (初日)
@横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール ・ 小雨烟る空の重い日でした
- 自己紹介
- 期待値
- 内容関係ない信煙弾
- 1総括
- 1ビジュについて
- 1会話劇の妙……エグい量の会話が飛び交うのがスリリング
- 1クロードと一緒に……「彼」の動機:愛への殉じ方について
- <動機について>
- 〝幸せ〟の取り扱い方の技術不足
- 同化 の瞬間の通電
- 1私が初見で見落としていたこと(パンフ情報)
- 1その他
- <動機について>